○主催 大学美術教育学会 日本教育大学協会全国美術部門
○共催 国立大学法人香川大学教育学部 全国大学造形美術教育教員養成協議会(全美協)
令和5年度日本教育大学協会 全国美術部門協議会、並びに第62回 大学美術教育学会「香川大会」を対面で開催いたします。口頭発表、ポスターによる研究発表、シンポジウムなどが開催されます。奮って御参加の程、心よりお待ち申し上げます。
令和5年度日本教育大学協会全国美術部門協議会、並びに第62回大学美術教育学会香川大会を開催いたします。例年のように口頭発表、ポスター展示による研究発表、大会運営事務局主催のシンポジウムなどが対面にて実施されます。開催準備にあたりましては、関係者各位に多大なご支援とご協力をいただきました。香川大会実行委員会を代表しまして心より感謝を申し上げます。
本大会のテーマは、「美術教育の未来を考える!」としました。今年度から私たちは、四国連携教職課程を設置し取り組んでいますが、美術教育の未来を創るために、今必要とされる美術教育とは何かを常に省察するとともに、未来をみつめて考えることが大切と考えています。連携によって、学生たちは各大学で開講される多様な授業において他大学の学生と学び合い、より多様な価値観を知ったり、生みだしたりできる可能性もあります。また、今必要な教育を実現するために多くのサポートを得て、美術教育に携わるゲスト講師や企業とともに授業を創り上げるなど、地域の枠を超えた連携を目指しました。新たに設定した授業では、美術教育のグローバルな動きやインクルーシブ教育、最先端のテクノロジーをどのように美術教育に取り入れられるのか。そして今、どんな変革が求められているのか、現状を捉えた正に美術教育の未来を考えると言う科目や現代美術と美術教育の接点を実践的に学ぶ科目、学校が地域との連携を求められる中で美術教育を地域で展開する方法論を学ぶ科目などがあります。これは連携があってこそ実現できたカリキュラムであると感じていますが、様々な方策によって、予測不可能な未来と揺れ動く美術教育の課題を共有することは大きな意味があると考えています。
一方、アフターコロナやwithコロナと言われる時を迎え、社会全体が平常の状態に戻りつつある現状において、この3年超の歳月で得られたであろう経験や知見を活かせることはなにか、今後どのように美術教育の意義に重ね合わせていくのかを考えることが求められていることもあるでしょう。
本大会企画のシンポジウムでは、「アファンタジア:美術教育における認知の多様性と創造性」をテーマとしました。最先端の認知科学やテクノロジーに焦点をあて、大学教育における美術教育の重要性を改めて考える試みです。これからの時代に求められる大学教育においての創造性や美術の教師教育をよりよいものにする指針につながる機会となることを期待しています。登壇者は、特別支援教育、認知心理学をご専門にされる福島大学人間発達文化学類准教授の高橋純一氏、アファンタジア特性をおもちの一般の方として長谷川航己氏をお迎えすることとしています。
令和2年度の宇都宮大会から山形大会、宮崎大会とオンラインによる実施を経て、この度、本大会を対面で開催できることは実に感慨深いものがあります。皆様におかれましては、大きな変革をともなう新時代に向けて美術教育に関する最新の研究や提言を考察し、実りある交流の場となることを祈念しまして、本香川大会のごあいさつといたします。
香川大会実行委員長 古草 敦史
(香川大学教育学部)
大会運営委員会
第62回 大学美術教育学会香川大会運営事務局
〒760-8522 香川県高松市幸町1番1号
香川大学教育学部
香川大会運営委員( 窓口)吉川暢子
TEL: 087-832-1483
E-Mail : yoshikawa.nobuko●kagawa-u.ac.jp
(●を@に変えて送信してください)
サイト担当者宛連絡先
daibibumon◎uaesj.com
(◎を@に変換してください)